院長の糖尿病ノート

管理栄養士オススメの日々の食卓提案 〜冬の食卓〜

2017.10.24

当院管理栄養士による食卓提案です。

 

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知っていますか?運動の効果(管理栄養士/健康運動指導士)

2017.09.25

朝夕日毎に涼しくなってきました。暑い夏には運動ができなかった方も、そろそろ運動を始めようと思っているところではないでしょうか?

 

      

運動が身体に良いというのは、皆さんご存知だと思います。

では実際どのようにいいのか、運動の効果をまとめてみました。

 

・血液中のブドウ糖の利用が促進され、血糖が低下する(急性効果)

・インスリンの効きを改善する(慢性効果) → 血糖が下がりやすくなる

・エネルギー摂取量と消費量のバランスが改善され、減量効果がある

・加齢や運動不足による筋萎縮や、骨粗しょう症の予防に有効

・高血圧や脂質異常症の改善に有効

など、さまざまな効果がみられます。

 

食事療法はより血糖の上昇を抑え、運動療法はより血糖を降下させます。それぞれ効果に違いがあり、相乗効果があるため糖尿病の治療には両者が欠かせないのです。

 

「運動がいいのはわかるんだけど、運動って何をしたらいいの?」そんな声をよく聞きます。運動というと、ジムに通ったり、スポーツをすることを想像される方も多いのですが、特別な何かを始めなくても、少しだけ意識をすることで運動量は変わります。

・エレベーターではなく階段を使う

・電車やバスでは座らず立つ

・少し遠回りをして家に帰る

・いつもより歩く時間を10分長くする

など、できそうなことから始めてみるのもいいと思います。

そして、糖尿病の治療効果を高めるといわれる、1日に8000歩、そのうち20分が中強度の運動という理想の形に近づけていきましょう。中強度の運動とは、歩きながら隣の人と会話ができるくらいの強さです。普段歩いている速さより、少し速く歩いたり、少し歩幅を大きくしたり、腕を大きく振ることで運動の強度を上げることができます。

 

当院では、運動の強度がわかる歩行強度計の貸し出しを行っています。万歩計のように持ち歩くだけで、1日の歩数や中強度の歩きを教えてくれる機器です。

お試しになりたい方は、ぜひお越しください。

これからの糖尿病治療に役立てていただけると幸いです。

 

管理栄養士 / 健康運動指導士

奥村 遥香

       

        

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うどん?そば?それともそうめん?(管理栄養士)

2017.07.11

当院には3名の管理栄養士がおり、いつでも栄養相談を受けて頂くことができます。

今後、ホームページでも糖尿病や生活習慣病の食事療法に関する情報を掲載していきます。

 

ぜひ、ご参考にして下さい。

 

 

 

いよいよ夏本番。あっさり・さっぱりしたものが食べたくなりますよね。

うどん・そば・そうめん。どのくらいのエネルギーがあるかご存じですか?

 

うどん(1玉) そば(1玉) そうめん(1束)
210kcal 211kcal 343kcal

 

お気づきですか?そうめんって意外にカロリーが高いのです。これは、製造過程で油が使われているから。

それならうどんかそばの方がたくさん食べられる!ではありません。たくさん食べれば、摂取エネルギーは高くなってしまいます。

工夫次第で、バランスのよい食事に変わりますよ!

たとえば、トッピングの選び方です。ついつい天ぷらやお肉を選びがちでは?

お供に稲荷寿司や炊き込みご飯を追加していませんか?

脂質の取り過ぎや糖質の重ね食べは、血糖値を乱してしまいます。

ここで野菜の登場です!

トッピングやもう一品を野菜やきのこ、大豆製品に置き換えてみてはいかがでしょう。「主食だけの食事」が「バランスの取れた食事」に近づくのではないでしょうか。

 

工夫一つで野菜摂取のチャンスをつかみましょう。

 

管理栄養士 山本

 

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