院長の糖尿病ノート

痛みのない24時間自己血糖測定器 -FGM(フラッシュグルコースモニタリングシステム) フリースタイル リブレ-

2017.05.22

従来、ご家庭で自分自身で血糖測定をするためには、指先に針を刺して測定する必要がありましたが、全く新しい血糖測定法「FGM(フラッシュグルコースモニタリングシステム)」が開発されました。

この方法では、腕に貼り付けたパッチに機械をかざすだけで血糖値を測定できます。指先に針を指す必要がないため、穿刺の痛みを伴わずいつでもどこでも何度でも測定することが出来ます。測定した結果は、グラフで連続的に確認できます。センサーをつけたまま入浴も可能です。

インスリン治療中の患者さんはもちろんですが、糖尿病予備軍や食事・運動療法のみの患者さん、内服治療中の患者さんでも、食後の高血糖や血糖変動の有無、現在服用中のお薬が適切かどうかを確認できるため、多くの患者さんにとって有用な検査と考えられます。

当院では、FGM検査、医師による検査結果の説明および検査結果に基づいた栄養相談を行っております。詳しくは、当院へお問い合せ下さい。

 

追記

2017年9月1日より保険適用となりました。

 

参考URL

アボットジャパン FreeStyleリブレ フラッシュグルコースモニタリングシステム
http://myfreestyle.jp/products/freestyle-libre-system.html

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家庭血圧の測定が役に立つ

2017.05.15

最近、医療機関で血圧を測るより、自宅で本人が測る方が血圧値の信頼度が高いことがわかってきました。医療機関では日常の環境とは異なる状況での測定のため、変動する血圧の1時点をみており普段の血圧を必ずしも反映しない場合が多く、より正確に自分の血圧の状態を知るには、家庭での測定が大切になってくるのです。

 

以前より、医師や看護師が診察室で測定する「診察室血圧」と、自宅で本人が測定する「家庭血圧」には差があることが知られていました。診察室で測ると緊張して血圧が上がってしまう「白衣高血圧」はよく知られていますが、反対に普段は血圧が高いのに、診察室では低い「仮面高血圧」の人もいます。仮面高血圧の人は発見されにくいため、治療によりきちんと血圧コントロールができている人に比べ、脳卒中や心筋梗塞のリスクが約3倍も高いことがわかっています。こういったことから、診察室血圧と家庭血圧にズレある場合、医師は家庭血圧を優先して治療方針を決めるのが最近の考え方です。

 

正しい家庭血圧の計り方

・上腕で測るタイプの血圧計で測る。

・イスに座り、1〜2分安静にして測る。

・腕を少し上げ、マンシェット(腕帯)を心臓の高さに保ち測る。

・朝:起床から1時間以内に、排尿後、食事前・服薬前に1〜2分安静にして測る。

・就寝前:布団に入る前に1〜2分安静にして測る

・2回測定し平均をとる。必ず記録する。

・4回以上は測定しない。

 

糖尿病の患者さんはもちろん、血圧が高めで気になる人も、家庭血圧を定期的に測定し、自分の血圧の状態を把握して、生活習慣を改善し、脳や心臓の病気の予防に努めましょう。

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糖尿病の薬物治療

2017.04.20

食事療法・運動療法のみでは効果不十分な場合は、薬物療法を行います。

様々な種類の薬があり、インスリンの分泌を促す薬剤と、インスリンの量は変えずにインスリンの効果を増強させる薬剤、ブドウ糖の吸収や排泄を調節する薬に分けられます。

 


また注射薬にはインスリンとGLP-1受容体作動薬があり、いずれも自己注射を行います。

薬剤は、インスリンの分泌状態や、空腹時・食後血糖のいずれが高いのか・年齢・合併症の状況・肝機能・腎機能などを総合的に判断して決定します。
1種類の薬剤でコントロールが得られない場合は、2種類、さらにそれ以上の薬剤を組み合わせることもあります。
最も適した薬剤を選択することが、糖尿病専門医の重要な役割です。
インスリン分泌を促す薬剤を内服すると、低血糖を起こすことがあります。
いずれの薬剤も何らかの副作用が起こる可能性がゼロではありませんので、薬の使用は最小限にすることが望まれます。
そのためには、食事・運動療法による生活習慣の改善が最も大切です。
当クリニックでは、薬剤の使用を必要最小限にすることを基本方針とし、食事療法などの療養指導に力を入れています。
すでに薬を服用している患者さんは、食事指導などで薬を減らせることが私たちスタッフの目標です。
1型糖尿病などのインスリンが分泌できない患者さん、妊婦さん、手術や重症感染症併発時などではインスリン注射が必要です。

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