院長の糖尿病ノート

糖尿病内科

管理栄養士オススメの日々の食卓提案 冬の食卓〜N0.1

2017.10.24

当院管理栄養士による食卓の提案です。

 

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糖尿病とワクチン -ワクチンはした方がいいの?-

2017.10.01

厚生労働省の統計によると、日本人の死因として肺炎が増加しており、2011年には脳血管疾患を抜き死因の第3位になりました。

 

 

 

特に、糖尿病などの基礎疾患を持つ患者さんは肺炎になりやすく、高齢者では致命的となります。

 

肺炎などの呼吸器感染症に関する身近なワクチンとして、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンがあります。

 

インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行するウイルス株を予測して作製されます。インフルエンザウイルスは少しずつ変異しており、流行するウイルスと一致しないと効果が薄くなることがあります。2015年から効果の向上目的に、それまでの3価(3種類のウイルス抗原)から4価になりました。

インフルエンザに感染したときに重症化する要因の一つとして、糖尿病があります。糖尿病の患者さんは、毎年忘れずに流行前にワクチンを接種するように心掛けて下さい(平成29年度インフルエンザ予防接種のお知らせ

 

また、肺炎球菌ワクチンについては、2014年10月から23価肺炎球菌ワクチンが65歳以上に定期接種化されました(http://motomachi.clinic/news/肺炎球菌ワクチン接種について/)。こちらは1回の接種で5年間免疫が持続します。インフルエンザ感染に合併して起こる細菌性肺炎の半数以上が肺炎球菌によるため、インフルエンザワクチンと高齢者用肺炎球菌ワクチンを併用することによって、肺炎の重症化を避けることが期待されます。

 

ワクチンを含め、普段から感染予防にしっかりと取り組みましょう。

 

知っていますか?運動の効果(管理栄養士/健康運動士)

2017.09.25

朝夕日毎に涼しくなってきました。暑い夏には運動ができなかった方も、そろそろ運動を始めようと思っているところではないでしょうか?

 

  

    

運動が身体に良いというのは、皆さんご存知だと思います。

では実際どのようにいいのか、運動の効果をまとめてみました。

 

・血液中のブドウ糖の利用が促進され、血糖が低下する(急性効果)

・インスリンの効きを改善する(慢性効果) → 血糖が下がりやすくなる

・エネルギー摂取量と消費量のバランスが改善され、減量効果がある

・加齢や運動不足による筋萎縮や、骨粗しょう症の予防に有効

・高血圧や脂質異常症の改善に有効

など、さまざまな効果がみられます。

 

食事療法はより血糖の上昇を抑え、運動療法はより血糖を降下させます。それぞれ効果に違いがあり、相乗効果があるため糖尿病の治療には両者が欠かせないのです。

 

「運動がいいのはわかるんだけど、運動って何をしたらいいの?」そんな声をよく聞きます。運動というと、ジムに通ったり、スポーツをすることを想像される方も多いのですが、特別な何かを始めなくても、少しだけ意識をすることで運動量は変わります。

・エレベーターではなく階段を使う

・電車やバスでは座らず立つ

・少し遠回りをして家に帰る

・いつもより歩く時間を10分長くする

など、できそうなことから始めてみるのもいいと思います。

そして、糖尿病の治療効果を高めるといわれる、1日に8000歩、そのうち20分が中強度の運動という理想の形に近づけていきましょう。中強度の運動とは、歩きながら隣の人と会話ができるくらいの強さです。普段歩いている速さより、少し速く歩いたり、少し歩幅を大きくしたり、腕を大きく振ることで運動の強度を上げることができます。

 

当院では、運動の強度がわかる歩行強度計の貸し出しを行っています。万歩計のように持ち歩くだけで、1日の歩数や中強度の歩きを教えてくれる機器です。

お試しになりたい方は、ぜひお越しください。

これからの糖尿病治療に役立てていただけると幸いです。

 

管理栄養士 / 健康運動指導士

奥村 遥香

       

        

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両足のしびれ?それって、もしかすると...(看護師)

2017.08.10

両足のしびれ?それって、もしかすると...

 

血糖値が高いのかもしれません。

 

糖尿病の初期や血糖値が正常より少し高いだけ(境界型)の時には、自覚症状がありません。

 

血糖値の高いままの状態が長い期間にわたって続くと、体の細い血管が障害されて血流が悪くなり、とくに細い血管が集中している場所に合併症が起こります。眼、腎臓、神経系に起こりやすく、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害と言われています。

糖尿病神経障害は糖尿病の合併症のうち、早い時期に出現すると言われています。とくに足先は神経の末端なので、症状が一早くあらわれます。

足先、ちょうど靴下でおおわれている部分に、「ぴりぴり」「じんじん」といったしびれや痛み、足の裏に薄い紙が張りついていたように感じる感覚の鈍さが左右対称にあらわれます。それが段々、足先から膝へと体の中心に向かって広がっていきます。神経障害が進行すると、神経そのものが麻痺してしまい、痛みや熱いという感覚がなくなってしまいます。そのため、ケガや火傷に気づかずに悪化させてしまう恐れも出てきます。

 

糖尿病の合併症を起こさず、進行させないためには、

早期発見と予防、血糖コントロールが大切です。

 

気になる症状がありましたら、血糖値の確認をしましょう。

 

糖尿病神経障害の判定を行うための検査として、

神経障害に関する問診、アキレス腱反射、音叉を用いた振動覚検査、触覚や痛覚を確認するタッチテストや竹串テストも行っています。また、神経伝導検査装置での検査も可能です。

 

気になる症状等がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

 

看護師 岡崎

 

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